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アコースティックギターのフレットバズ:直し方(7つの解決策)
フレットバズは、ほとんどのギタリストがキャリアの中でかなり頻繁に直面するものだよ。幸いにも、直すのはそれほど難しくないんだ。
ギターが正しくチューニングされて、すべての弦が完璧に響くと本当に気持ちいいよね。でもギターは繊細で複雑な楽器なんだ。アコースティックギターを弾いていると、弦がフレットに当たってガタガタ音がしたり、音が少しおかしくなることがある。これがフレットバズだよ。
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フレットバズを理解しよう

1本または複数のギター弦から出るビリビリ音は、フレットバズやストリングバズと呼ばれる。ブリッジからナットまで、押さえたフレットだけが弦と指板の接点になる必要がある。弦の振動が他の部分、たとえばアコースティックギターのサドル付近の別のフレットなどに触れると、金属的なガタガタ音が発生する。フレットバズとは関係ないけど、パーツの緩みもガタガタ音の原因になることがある。ビリつきが続く場合は、弦をチェックする前にストラップピンやペグ、チューニングポストが緩んでいないか確認しよう。
この問題に直面しても、落ち着いてね。
フレットバズは、ほとんどのギタリストがよく直面する問題だ。でも、原因を特定して直すのはそれほど難しくないよ。まずは自分の演奏テクニックをチェックしよう。ネック全体で弦がビリつく場合、弦をしっかり押さえていなかったり、指がフレットから離れすぎていることが原因かもしれない。一方で、楽器自体や演奏スタイルに問題がある場合もある。その場合は、自分で直すか、経験豊富なギター技術者に頼んでビリつきを解消しよう。
今日は、さまざまなフレットバズがどうして起こるのか、そしてその直し方について話そう。
アコースティックギターのフレットバズを直す方法(簡単解説)
フレットバズが起こる基本的な理由と、その解決方法を一緒に見ていこう。
1. 演奏テクニックの問題

まず、開放弦ではなくコードや音を押さえたときだけビリビリ音がする場合は、演奏テクニックを確認しよう。音が均一でなくビリついたり、すぐに消えてしまう場合は、弦をしっかり押さえられていないことが原因かもしれない。また、押さえたいフレットから離れすぎた場所を押さえているとビリつきが起こることもある。2つのフレットの間を押さえると、ガタガタした音が出ることもある。ピッキングの手にも原因があるかもしれない。強く弾きすぎると弦が不規則に振動し、ビリつきが発生することがあるよ。
解決方法
良いニュースは、この場合は楽器自体を修理する必要がないことです。フレットを押さえる手で均等かつしっかりと押さえる練習をしましょう。親指は弦に対して垂直に、指の真後ろ、ネックの中ほどに置いてください。指先はできるだけフレットの近くに持っていきましょう。最後に、自信を持ってストロークしましょう。力任せに弾く必要はありません。
何度か練習してもフレットバズが直らない場合は、他の原因を探してみましょう。
2. 古い弦
フレットに汚れがたまっていると、6本すべての弦がビビることがあります。時には、特定の弦だけがビビることもあり、これは弦のほつれやねじれが原因かもしれません。ビビリ音がしたら演奏をやめて、1本ずつ弦をチェックしましょう。汚れ、サビ、ほつれがないか確認してください。
解決方法
弦が汚れていたりノイズが出ている場合は、新しい弦に張り替えましょう。もしビビリが特定の弦だけなら、その弦だけ交換することもできます。新品のセットを無駄にしないために、楽器店で単品の弦を購入するのもおすすめです。どれくらいの頻度で弦を交換するかは、あなたの演奏スタイルによります。いずれにせよ、ダメージやビビリを感じたら、最後に交換してからの期間に関係なく新しい弦に替えましょう。また、毎回の演奏後は乾いたタオルで弦を拭くと長持ちします。
3. 乾燥したギター
アコースティックギターが乾燥しているとき、弦がビビる原因は2つあります。
- ネックが前方に反ることがある
- トップアーチが下に沈むことがある
フレットの端が指板から飛び出している縮んだ指板も、ギターが乾燥しているサインです。常に湿度が低い地域に住んでいる場合は、一年中この問題に悩まされることもあります。ただし、ギターは通常、冬の人工暖房によって乾燥しやすくなります。
解決方法
相対湿度が45〜55%の間であれば、ギターが乾燥するのを防ぐのに理想的です。Humidipakやデジタル湿度計が役立ちます。部屋の中で必要な湿度を保てない場合は、これらのツールと一緒にギターをケースに入れておくのがおすすめです。湿度が元に戻ったら、トラスロッドの調整が必要になることもあります。
4. ネックの問題

ギターのネックのテンションに問題があると、最近弦のゲージやチューニングを調整した場合や、ギターが乾燥した場合に、フレットがビビリ音を出すことがあります。ギターのネックには少し前方に反りがあるのが理想です。弦が自由に振動できるように、スペースが必要です。ネックが完全に逆反りやフラットな状態だと、弦がフレットに当たってビビリます。しかし、ネックが反りすぎていると、弦を押さえるのにかなり力が必要になります。
解決方法
ネックの反りを調整したいなら、トラスロッドを調整しよう。トラスロッドはギターのネックの中に入っている金属の棒。1/4インチのナットドライバーで緩めたり締めたりして、ネックの角度を調整できる。メーカーによっては、ネックの根元のサウンドホールやヘッドのカバーの下からトラスロッドにアクセスできる。トラスロッドの調整に自信がない場合は、ギター技術者に相談しよう。
5. フレットの損傷や不均一
時間が経つと、フレットが緩んだり、飛び出したり、指板に沈み込んだりすることがある。弦とフレットが当たる部分に溝ができることも。そのどれかが起きると、音がバズり始めるかもしれない。特定の音だけバズる場合は、不均一なフレットが主な原因かも。
解決方法
フレットドレッシング(不安定なフレットの接着、出っ張ったフレットの削り、フレットの交換など)は、フレットの不均一を直すための標準的な方法。だから、プロに任せるのがおすすめだよ。
6. 錆びたナット
ナットは使い込むうちに摩耗して、弦が低くなり、フレットに当たってバズ音が出やすくなる。たいていは古いギターで起こる問題だ。ナットの溝の幅が弦のゲージに合っているかもチェックしよう。
解決方法
標準的な対処法は、摩耗して錆びたナットを交換すること。ギターをギター技術者に持っていくのが一番だよ。
7. ロウアクション
「アクション」とは、フレットボードと弦の間の隙間のこと。アクションが低すぎると、弦がフレットに当たってバズ音が出る。ネックの位置が正しくても弦がビリビリ鳴る場合は、アクションを上げる必要があるかもしれない。
解決方法
ロウアクションの修理は、トラスロッドを調整するだけで簡単に直ることもある。ネックから弦を外すには、トラスロッドを反時計回りに回して弦を緩めよう。ただし、真ん中のフレットが高音・低音のフレットよりも変化が大きくなる。サドルを上げることも必要だ。今のサドルの下にシムを入れるか、サドル自体を交換することになる。もし低音弦や高音弦だけがバズる場合は、サドルの片側をもう一方より低くしたり高くしたりしないといけない。ただし、どちらの場合も技術者のアドバイスが必要だよ。
最後に
フレットバズがあると、ギターの音は完璧からほど遠くなってしまう。その音は耳障りで、ライブ演奏や録音にも影響することがある。でも、良いニュースはほとんどの場合、直せるということ。バズに気づいたら、すぐに原因を特定しよう。もし深刻な問題のサインだった場合、放置すると悪化してしまう。アコースティックギターの音も見た目も最高の状態に保つには、定期的に点検して必要な修理をするのが一番だよ。

